こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
50年以上の歴史があり、ドイツで有名なペットフードメーカー”ボッシュ社”が販売するキャットフード「ザナベレ」。
公式サイトによると最高品質の原材料を使うことに重点を置いているとのこと。今回はそんな「ザナベレ」を格付けします。実際に使用している成分や原材料から本当に最高品質かどうか判断をします。
そして、後半には実際に愛用されている飼い主さんの評判や口コミも徹底調査していきます。
ボッシュ(bosch)が販売する「ザナベレ」って?
商品名 | ザナベレ『アダルト+チキン(グルテンフリー)』 |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税込み) | 5,076円(単品購入時/公式参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 2kg |
生産国 | ドイツ |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 主原料に新鮮な肉類を使用
- グルテンフリー
- しっかりとした品質管理
主原料に新鮮な肉類を使用
ザナベレは肉食動物である猫のことを考慮して、主原料にフレッシュチキンを20%以上使用しています。猫にとって最も重要な動物性タンパク質(鶏肉)が20%以上も含まれているので健康にも期待ができます。
また、フレッシュチキンは嗜好性も高めてくれるので食いつきにも期待ができます。
グルテンフリー
小麦などに含まれ、アレルギーを引き起こす原因とされている「グルテン」は一切配合されていないグルテンフリーとなっています。アレルギーの心配がないのは飼い主も安心できます。
グレインフリー(穀物不使用)とは違うので注意してください。穀物アレルギーを既に持っている猫ちゃんはグルテンフリーでも避けましょう。
しっかりとした品質管理
ザナベレの製造している工場は品質管理がしっかりと出来ていなければ貰うことのできない3つの証明書を貰っています。それは以下の3つです。
- HACCP(品質管理システム)
- IFS(国際食品規格)
- ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)
それぞれの厳しい検査項目をクリアし、全て認証されています。それぞれの検査項目を確認してみましたが、かなり厳しく検査されていたので信用性は高いといえます。
ザナベレの対応年齢は成猫となっています。公式サイトによると、主に室内猫に最適となっているようです。ただ、特徴だけでは室内猫に合わせて工夫されているようには思えません。
原材料と成分を徹底分析!
最高品質だと誇っている「原材料と成分」を実際に確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
フレッシュチキン(20%以上)、米、鶏肉粉、黄キビ、ソルガム(ミロ)、動物性脂肪、シュマルツ(ドライ)、レバー粉、魚粉、加水分解タンパク質、肉粉、全卵(ドライ)、セルロース繊維、ビートパルプ(糖分除去)、ジャガイモタンパク質、亜麻仁、魚油、酵母(ドライ)、塩化カリウム、炭酸カルシウム、コケモモ(ドライ)、ブルーベリー(ドライ)、貝粉、チコリパウダー、キンセンカの花(ドライ)、ユッカエキス
次に保証成分をチェック!
粗蛋白質31.0%、粗脂肪16.0%、粗繊維4.0%、粗灰分6.50%、カルシウム1.15%、リン1.05%、マグネシウム0.07%、ビタミンA17.000I.U、ビタミンD3 1.500I.U、ビタミンE150㎎、銅10.00㎎、タウリン2.00㎎、亜鉛30.00㎎、ヨウ素2.00㎎、セレン0.20㎎、カロリー385kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
上記の原材料と成分は6つの条件をどれだけ満たせているのか一つずつ確認していきましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
猫ちゃんにとって有害な着色料や保存料などの添加物は一切使用されていませんでした。酸化防止に使用しているのは天然由来の「α-トコフェロール」と「プロピルガレート」なので安心です。
天然由来の成分で安心ではありますが、使用している酸化防止剤はしっかりと原材料に表記しておいてほしいところです。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
肉類の主原料が「フレッシュチキン」でした。新鮮で、量も20%以上も含まれているので肉食動物である猫ちゃんにとって理想的な内容だといえます。
ただ、他に使われている「肉粉」や「レバー粉」は何の動物、レバーを使っているか分かりません。品質は良いかもしれませんが曖昧な状態で、愛猫に与えるのは不安です。安心して食べさせられるようにしっかりと、ここも原材料に表記してほしいところです。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
肉食の猫ちゃんにとって最も望ましい肉類「フレッシュチキン」が主原料に使われているので、栄養価は高いといえます。
ダイエットができるか、保証成分を確認してみたところカロリーは「385カロリー」でした。平均よりも少しだけ高くなっていますが、運動をすれば全然痩せることはできると思います。
3.「穀物類」への対応は?
小麦などに含まれている、アレルギーを引き起こしやすいタンパク質「グルテン」は不使用となっているので、その点は飼い主としても安心です。
ただ、主原料まで使われてはいませんが穀類が多く配合されていました。消化が難しい穀類の量が多いので消化不良を起こすかもしれません。注意はしたほうがよさそうです。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
なりやすい病気への対策はされていないようです。公式サイトも確認してみましたが、一切書かれていませんでした。できれば、何か一つでも病気への対策はしておいてほしかったところです。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「動物性脂肪」でした。動物性脂肪では何の動物を使用しているのか不明で品質に疑問が残ります。しっかりと何の動物から取れた油なのか表記してほしいところ。
個人的に気になったのが「動物性脂肪、シュマルツ、魚油」の3種類の内、2種類が上位に使われていることです。油の量が多ければ、胃腸に負担がかかり下痢になるかもしれません。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
公式サイトでヒューマングレードか確認をしてみたところ、全てヒューマングレードの原材料を使用しているとのこと。原材料の品質は高くなっているので、栄養価や鮮度は大丈夫だと思います。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
特徴でも書いていますが公式サイトで製造前に品質チェックを行っているか確認してみました。品質管理ができていないと貰えない3つの規格を認証しているので「品質チェック、品質管理、衛生管理」全て完璧だといえます。
【結論】ザナベレを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ザナベレ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | C |
主原料の品質(栄養価) | B |
穀物対策(病気予防) | D |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | A |
製造前チェック(安全性) | A |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:C
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ザナベレ」を総合評価してみた結果「C」だとわかりました。最高品質の原材料に重点を入れているだけあって、品質は高く、管理もしっかりとされているのは評価できます。
しかし、品質は高くなっていますが原材料の表記の仕方が「肉粉やレバー粉、動物性脂肪」と、あいまいな表記をされているのが非常に残念でした。大事な家族の一員である愛猫に安心して与えられるように、しっかりと表記しておいてほしいところです。
グルテンフリーであって、グレインフリー(穀物不使用)ではないので穀物アレルギーや、胃腸が弱い猫ちゃんを飼っている方は気をつけましょう。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ザナベレ」を購入した飼い主さんの口コミや評判をまとめました。ぜひ、参考にしていってください。
栄養などは優秀なのですが、ほかのフードと同じで、うちはグルテンフリーはダメのようです。
<口コミ&評判 ユーザー1>
我が家のネコ4匹とも食べてくれています。便秘気味で鼻風邪気味のネコの体調もとても良いです。品質も良好で安心してあげることの出来るフードです。お値段はお高めですが猫の健康の為に、メインフードとしてあげています。
<口コミ&評判 ユーザー2>
安全性だけでなく嗜好性も高いようで我が家の定番。
<口コミ&評判 ユーザー3>
食いつきは普通かな。ここのフードは安全性が高いのでまた買うと思います。
<口コミ&評判 ユーザー4>
喰いつきがよかったので、リピさせていただきました。自然素材・無添加で安心の出来るフードに切り替えていこうと思っているところなので、ローテーションに入れていこうと思います。
<口コミ&評判 ユーザー5>
主に安全性の高さから高評価が多かったです。ただ、安全性は高いものの価格も高めの設定となっているので価格に悩んでいる飼い主さんもたくさんいました。
食いつきは高評価が多く良かったのですが、残念ながらグルテンフリーでも駄目だった猫ちゃんがいました。グルテンフリーでも穀物アレルギーを持っている猫ちゃんは避けたほうが良いと思います。
ザナベレはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ザナベレは食いつきが好評だったので、食欲不振の猫ちゃんにおすすめです。ただ、価格が高めの設定になっているので、毎日与えるよりも一時的な食欲回復のために与えるのが良いと思います。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ザナベレ」の価格は「5076円(2kg)」でした。
これを1日あたりの食事代に計算すると「163円」となりました。品質は高くなっていますが、原材料のあいまいな表記の信用性を考えると、この価格は高額に感じますね・・・。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ザナベレ」の価格を比較していき、最安値を見つけたいと思います。(※2kgの価格で比較します)
- amazon ⇒ 5076円
- 楽天 ⇒ 5076円
- ヤフーショッピング ⇒ 5076円
価格は3サイト全て一緒でした。なので普段から利用している購入しやすいサイトでもいいですし、公式通販で買うのもいいとおもいます。
まとめ
以上「ザナベレ」の原材料や成分を分析してみると、品質は高くてよかったのですが原材料のあいまいな表記に不安が残るキャットフードでした。
その結果、A~Eの5段階評価中の「C」だと評価しました。
価格が高く設定されているだけに、原材料の表記はしっかりとしておいてほしかったですね。品質は高いので一度試したい方は試してみてもいいと思います。