こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。

猫ちゃんの健康を考えた栄養バランスはもちろんのこと、更に食べる喜びもプラスされたキャットフード「ピュリナワン」。

健康のための栄養バランスと毎日美味しく食べられるように配慮しているとのこと。実際に成分や原材料を分析し、栄養バランスと美味しさにこだわっているのか確認をします。

また、実際に愛用されている飼い主さんの口コミや評判も紹介していこうと思います。

ネスレが販売する「ピュリナワン」って？

主な特徴は以下の「４つ」です。

1. 毛玉ケア
2. 便臭を軽減
3. 体重管理
4. 尿石に配慮

毛玉ケア

食物繊維を配合することによって、お腹の中に溜まった毛玉の排出をスムーズにサポートします。食物繊維は胃の中に溜まった毛玉を絡めとり、便の量を増やし排出する効果があります。毛玉だけではなく、便通改善や下痢の改善にも期待ができます。

ただ、食物繊維の量が増えれば、便秘の原因にもなるので注意が必要です。

便臭を軽減

腸内環境を整える役割がある善玉菌。それに働きかけるオリゴ糖を配合することによって、腸内環境は改善され、便臭を軽減します。

地味に悩む便臭をしっかりと改善できるのは嬉しいポイントです。

体重管理

運動量が少ない室内飼いの猫を考慮して、肥満にならないよう低カロリー設計となっています。もとから低カロリーとなっているので、与える量の調節とかをしなくて済むのは助かります。

ストルバイト尿石に配慮

尿路結石の一つで、マグネシウムが原因によって形成されるストルバイト尿石。マグネシウムの含有量を調整することによってストルバイト尿石の形成を抑制します。成猫に最も多くみられる、ストルバイト尿石に配慮がされているのは安心です。

原材料と成分を徹底分析！

健康と食いつきにこだわっているという「原材料と成分」を実際に確認してみましょう。原材料と成分で危険だと判断したものは赤色で表示しています。

まずは原材料からチェック！

ターキー、米、コーングルテンミール、チキンミール、卵、油脂類（牛脂、大豆油）、大豆たんぱく、フィッシュミール、小麦粉、セルロース、大豆外皮、酵母、イヌリン、ポークゼラチン、たんぱく加水分解物、ミネラル類（カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン）、アミノ酸類（リジン、タウリン）、酸味料、ピロリン酸ナトリウム、ビタミン類（A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C）、酸化防止剤（ミックストコフェロール）

次に保証成分をチェック！

粗たん白質40%以上、粗脂肪13%以上、粗繊維6%以下、粗灰分9%以下、水分12%以下、カルシウム 1.0%、リン 0.9%、マグネシウム 0.09%、タウリン 0.15%、リノール酸 1.4%、ビタミンA 10,000IU/kg、ビタミンE 400IU/kg、グルコサミン 600ppm、ME360Kcal/100g

安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』

分析した原材料と成分をもとに、当サイトで推奨している安全なキャットフードを選ぶ”6つの条件”をクリアしているのか見てみましょう。

1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか？

合成着色料や保存料など、猫ちゃんにとって有害な添加物は一切使用されていませんでした。酸化防止剤に使っているのは「ミックストコフェロール」と天然由来の成分なので安全です。

ただし、合成保存料が使われたキャットフードよりも保存期間は短くなります。そのため、1ヶ月で使い切れるのがベストです、

2.主原料は肉類or魚類？品質はいかが？

公式サイトによると新鮮な肉類を使っているとのこと。確かに、主原料のターキーは新鮮だと思われます。しかし、原材料を見てみると「チキンミール」が含まれていました。

チキンミールは羽やクチバシなど栄養価が無く、本来廃棄されるような部位を混ぜた”副産物”が含まれている可能性があります。

副産物を含んだチキンミールは低品質なもので、与え続けるとアレルギーや消化不良を引き起こすかもしれません。そのようなことがないように新鮮なお肉が使われているキャットフードを選んであげましょう。

念のため、副産物は使用していないのか公式サイトを確認してみました。残念ですが、副産物を使っていないという記載はありませんでした。なので赤文字(危険)と判断させていただきました。

主原料の栄養価は高い？肥満猫のダイエットにもおすすめ？

主原料に「ターキー」と良質な肉類が使われています。猫にとって大事な動物性タンパク質(肉や魚)が主原料に使われているので栄養価は高いと思います。

カロリーは低カロリー設計と特徴で記載されていましたが「360カロリー」と平均的な数値でした。穀類の量次第ではありますが、ダイエットはできると思います。穀類は肥満に繋がる炭水化物が含まれています。もし、量が多ければ太る可能性もあるので注意してください。

3.「穀物類」への対応は？

穀類は「米、コーングルテンミール、小麦粉」の3つが使われていました。肉食動物である猫にとって穀類はそこまで重要ではありません。むしろ、消化が苦手で相性の悪い食べ物です。

原材料を見てみると相性が悪いにも関わらず、3つの内「米、コーングルテンミール」の2つが上位に使われていました。量が多くなっているので、消化不良を引き起こすかもしれません。また、使用しているコーンと小麦はアレルギーを発症させる可能性が高いものです。

穀類によって消化不良とアレルギーどちらか、あるいはどちらも発症する可能性があります。残念ながら、穀類の対応は全くできておらず、愛猫に与えるのは心配です。

猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は？

マグネシウムの量を調節したストルバイト尿石への配慮がされているのか保証成分を見てみるとマグネシウムは「0.09％」に抑えられていました。

毛玉ケアとして食物繊維を配合とのことで、こちらも保証成分の粗繊維を確認してみると6％以下になっていました。

どちらもしっかりと対策がされていました。なりやすい病気を2つも対策されているのは飼い主としても安心して与えることができますね。

4.良質な油(脂肪分)を使用しているか？

使用している油は「牛脂」と「大豆油」でした。使用している動物、植物の名前がしっかりと記載されているので安心できます。

ただ、牛脂のような動物性油脂は酸化がしやすく、製造過程で使った酸化防止剤は表記する義務はありません。そのため、製造過程でどのような酸化防止剤が使われたのか分かりません。安心して愛猫に食べさせるためにも記載してほしかったところです。

5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は？

ヒューマングレードの原材料か公式サイトをチェックしてみました。原材料の品質の高さについて記載はされていましたが、ヒューマングレードについての記載はありませんでした。品質が高いという記載はありますが、少し信用性に欠けます。

6.「製造前の品質チェック」は行っているか？

品質チェックが行われているか公式サイトをチェックしてみました。残念ながら、製造している工場についての記載がありませんでした。また、製造前の品質チェックについても記載もありませんでした。

工場での品質管理や衛生管理、品質チェックに不安が残る結果となりました。

【結論】ピュリナワンを格付けしてみた結果・・・

それではキャットフード「ピュリナワン」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓

その総合評価はずばり・・・

総合評価：C
（Ａ～Ｅの５段階評価）

キャットフード「ピュリナワン」を総合評価してみた結果「C」だとわかりました。原材料をまとめてみて、主原料に品質の良いターキーの使用や、尿路結石の予防など良いところもありました。しかし、安心して与えるには、まだまだ不安要素が多い内容でした。

ターキー＆チキン味となっていますが、チキンは穀類より含まれている量が少なくターキー＆穀類のほうがしっくりくるような内容でした。また、使用されている穀類がアレルギーになりやすいコーンと小麦というのは猫ちゃんの体に優しくありません。

健康と美味しさにこだわっているようですが、健康はアレルギーや消化不良になる可能性があります。そのため健康にこだわっているようには思えませんでした。美味しさに関しては肉類のターキーが主原料に使われているので、食いつきに期待できます。

みんなの口コミや評判を検証！悪評はあるの？

実際にキャットフード「ピュリナワン」を愛用している方の口コミや評判を見てみましょう。参考になりそうなものを集めましたので、ぜひ参考にしていってください。

もう10年、飽きもせずラグドールの猫2匹は主食として食べてくれています。
これにたどり着くまでの8カ月は下痢、嘔吐でお掃除が大変でしたが、体調はとても良いです。

＜口コミ＆評判　ユーザー１＞

このフードにはコーングルテンミール(とうもろこしのカス)チキンミール類(くちばしや足など)油脂類(牛脂)、たんぱく加水分解物(ペットには危険らしい(コクや旨みを出すために人口的に作られた旨味成分)もう使いません、

＜口コミ＆評判　ユーザー２＞

試しに少しずつあげてみましたが、わが家のお腹の弱いアメショには合わなくて下痢に…。糞尿の臭いもきつくなってしまったので、残念ながら候補から外そうと思います。ただ、猫たちからは大人気でガツガツ食べてます！

＜口コミ＆評判　ユーザー３＞

普段は同じピュリナワンの「避妊・去勢された猫用」をあげているのですが、飽きたのか気温のせいか食欲が下がっていた時期にこちらをあげていました。食べっぷりは申し分無く、毛並みやお腹の調子が悪くなるといったことも無かったのですが、パッケージ脇に書かれている「便の臭い配慮」に関してはうーん？と言った感じでした。逆に臭くなったような気もしたのですが。（個体差にもよると思いますが…）それ以外は特に不満点もなく、猫も喜んで食べていましたので

＜口コミ＆評判　ユーザー４＞

家の猫はみんな喜んで食べています、小粒で食べやすく小食な猫にも良い感じ、カロリーカットだけど100gあたり360kカロリーは一般的なドライフードと同等程度だと思います。マグネシウムも0.9%以下と抑えられているので安心です。

＜口コミ＆評判　ユーザー５＞

食いつきはこだわっているだけあって、ほとんどの飼い主さんが「喜んで食べている」などの声ばかりでした。

健康面では、相性がいい猫ちゃんだと10年も体調が良いようです。しかし、お腹が弱い子だと下痢になるので注意が必要ですね。特徴では便臭軽減の効果があるといっていましたが、あまり効果は出ていないようなので、期待はしないほうがいいでしょう。

ピュリナワンはこんな猫ちゃんにおすすめ！！

ピュリナワンは食いつきの評判がよかったので食欲が低下してきた子や、好き嫌いが激しい子は一度試してみてもいいかもしれません。ただ、あまりおすすめはしません。なぜなら、穀類によるアレルギーや消化不良のリスクがあるので。

穀物が多いキャットフードは要注意※愛猫が消化不良を起こします。

こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。

前回の記事でもお話ししましたが、穀物類を多く含んだキャットフードは、猫ちゃんの体にとって害になる以外の何者で……

1日の価格(コスパ)を計算！楽天やamazon(アマゾン)が最安値？

キャットフード「ピュリナワン」の価格は「1575円(2.2kg)」でした。

1日あたりの食事代に計算すると「50円」となりました。病気のリスクはありますが、肉類を主原料にし、危険な添加物は使用されていないので、この価格設定は悪くないと思います。

販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ？最安値はココでした！

キャットフード「ピュリナワン」の価格を通販サイトで比較して最安値を見つけたいと思います。(※2.2kgの価格で比較します)

• amazon ⇒ 1575円
• 楽天 ⇒ 1399円
• ヤフーショッピング ⇒ 1399円

最安値は楽天とヤフーショッピングの「1399円」でした。なので購入するなら「楽天」か「ヤフーショッピング」をおすすめします。

まとめ

以上、キャットフード「ピュリナワン」の原材料や成分を分析してみて、ターキーが主原料になっていましたが、穀類に不安が残る結果となりました。

その結果、Ａ～Ｅの５段階評価中の「C」だと評価しました。

危険な添加物は使用せず、新鮮な肉類が主原料に使って「1575円」はお手頃な価格だといえます。原材料のことを考えるとあまりおすすめはできませんが、気になる方は一度試してみてもいいと思いますよ。

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