こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
猫が野生のときに取っていた食事を再現しているキャットフード「ティンバーウルフ」。
愛猫が本当に必要としている原材料を使い、作られているそうですが一体どのような原材料が使われているでしょうか。実際に原材料や成分を調査し、猫が必要としている原材料を使っているのか判断したいと思います。
また、後半には口コミでの評判も紹介していきたいと思います。
TIMBER WOLF「ティンバーウルフ」って?
商品名 | ティンバーウルフ(セレンゲッティ) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税込) | 3,024円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応 |
内容量 | 1.36kg |
生産国 | アメリカ |
備考 | 賞味期限は製造日から15ヶ月 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 豊富な動物性タンパク質
- グレインフリー
- 高い消化性
豊富な動物性タンパク質(肉や魚)
フードの80%が動物性原料になっています。そのため、肉食動物である猫にとって最も必要な動物性タンパク質をたくさん摂ることができます。
猫に必要な栄養素はもちろん、動物性原料がたくさん含まれているので食いつきにもかなり期待ができます。
グレインフリー(穀類不使用)
猫が野生のときには食べていなかった穀類は一切使っていません。アレルギーの原因となりやすいトウモロコシや小麦なども入っていないので安心して与えることができます。
高い消化性
人間や犬よりも圧倒的に消化管が短い猫のことを考えて、簡単に消化吸収ができる栄養成分になっています。
猫はストレスでも腸の働きが弱くなって消化不良を起こすので、消化吸収がしやすくなっているのは評価できます。
ティンバーウルフの対応年齢は全年齢対応となっています。タンパク質が豊富に含まれているので、最も栄養が必要な幼猫~成猫に適しています。
原材料と成分を徹底分析!
猫が必要としている原材料を使っているそうですが、実際に使われているのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
チキン、ニシン、噴霧乾燥チキンレバー、グリーンピース、ヒヨコ豆、鶏脂肪、サーモン、サツマイモ、亜麻仁、噴霧乾燥チキン、乾燥有機海藻、乾燥出芽酵母、サーディンオイル、乾燥アルファルファミール、タマゴ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリー、乾燥セロリ、乾燥ビーツ、乾燥パセリ、乾燥クレソン、乾燥ホウレン草、乾燥トマト、カゼイン、乾燥ミルク、レシチン、塩化コリン、ミネラル[アミノ酸亜鉛複合体、アミノ酸鉄複合体、アミノ酸マンガン複合体、パントテン酸カルシウム、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム]、ビタミン[ビタミンE サプリメント、ビタミンB12 サプリメント、ビタミンA アセテート、ナイアシン(ビタミンB3源)、ビタミンD3 サプリメント、リボフラビン(ビタミンB2 源)、葉酸、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6 源)、塩酸チアミン(ビタミンB1源)、ビオチン(ビタミンB7 源)、クエン酸(ビタミンC 源)、混合トコフェロール(ビタミンE 源と酸化防止剤)]、プレバイオティクス[チコリー根(イヌリン)]、プロバイオティクス[乾燥ラクトバシラスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラスカゼイ菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラス乳酸菌発酵生成物、乾燥バシラスサブチルス菌発酵生成物]、パパイン、ユッカシジゲラ抽出物、βカロチン、フラクトオリゴ糖、タウリン、L-カルニチン、DL-メチオニン、ローズマリー抽出物(酸化防止剤)
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質 36%以上、粗脂肪 18%以上、粗繊維質 2.5%以下、粗灰分 8%以下、水分 9%以下、カルシウム 1.4%、リン 1.1%、銅 16mg/kg、ビタミンA 22,000IU/kg、ビタミンD 1,200IU/kg、ビタミンE 350IU/kg、オメガ6脂肪酸 3.4%、オメガ3脂肪酸 1.2%
カロリー 398kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
当サイトで推奨している安全なキャットフードか判断する「6つの条件」に、調査した原材料と成分を当てはめて確認していきます。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
野生だった時の食事を再現しているということで、野生のとき食べることがなかった有害な添加物、人工着色料や人工香料は一切使われていませんでした。
酸化防止には「混合トコフェロール、ローズマリー抽出物」と、どちらも自然由来の成分を使用しているので安心です。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
猫にとって大事な肉類、チキンが主原料に使われています。また、チキン以外にもニシンやサーモンなどの魚もたくさん使われているので嗜好性が高まり、食いつきに期待ができます。
品質はどれも良かったのですが、アレルギーが出たときに、どれがアレルギー源と考えられるのか分かりやすくするために、どの原材料がどれぐらい含まれているのか具体的な割合を載せておいてほしかったところです。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料に肉類のチキンが使われているので、猫が必要とする動物性タンパク質は豊富に含まれています。また、保証成分値を見ても粗たんぱく質が36%以上になっているので、栄養価もあります。
ダイエットはできるのか保証成分値を見てみると「398カロリー」と平均よりも少し高い数値となっていました。そのため、運動をしっかりと行わなければダイエットは難しいと思います。
3.「穀物類」への対応は?
特徴でも紹介をしていますが、ティンバーウルフは穀類不使用(グレインフリー)となっています。完全肉食である猫にとって穀類はほとんど必要ありませんので、対応はできているといえます。
穀類が一切含まれていないので、穀類が原因のアレルギーに悩んでいる猫でも安心して食べさせることができます。また、消化不良が起こしやすい猫も食べやすくなっています。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
ティンバーウルフは毛球症や尿路結石などの猫がなりやすい病気への対策はされていませんでした。
ただ、穀類が不使用となっているので穀物アレルギーへの対策はされているといえます。また、病気ではありませんが、お腹の調子を整えてくれるプロバイオティクスが配合されているので、お腹にやさしくなっています。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「鶏脂肪」と「サーディンオイル」でした。どちらも使用している動物の名前が記載されているので品質に信用できます。これが動物性油脂やフィッシュオイルなどのあいまいな原材料表記だと注意が必要です。
ちなみにサーディンオイルとは、イワシから摂れた油で嗜好性を高める効果があります。また、鶏脂肪も嗜好性を高める効果があるので、食いつきにかなり期待ができます。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
ヒューマングレードの原材料か公式サイトを確認してみましたが、ヒューマングレードについての説明がありませんでした。残念ながら、品質が高いとは言い切れない結果となりました。
しかし、原材料一覧を見ても危険なものは使われていないので、そこまで品質は悪くはないと思います。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
検査して合格した原材料を使い、キャットフードが作られています。そのため、製造前の品質チェックはできているといえます。
また、製造している工場についてもUSDA(アメリカ合衆国農務省)の規制を受けた工場で作られているとのこと。結果、工場での品質管理もできているので安心です。
【結論】ティンバーウルフを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ティンバーウルフ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | B |
主原料の品質(栄養価) | A |
穀物対策(病気予防) | B |
油(脂肪分) | B |
ヒューマングレード | C |
製造前チェック(安全性) | B |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:B
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ティンバーウルフ」を総合評価してみた結果「B」だとわかりました。品質はヒューマングレードではありませんでしたが、危険な原材料は使われていない安全な内容になっていました。
お肉はたっぷりと使用され、穀類は一切使われていなかったので、猫の理想的なフードだといえます。ただ、B評価止まりだった一番の理由は”価格”です。
ティンバーウルフは他のキャットフードに比べて1日辺りのご飯の量が多くなっています。他のフードが平均50gだとしてもティンバーウルフは倍の100g近く与えなくてはいけません。
ご飯の量を1日100gとして計算をすると、1.36kg(3024円)だと約13日でなくなります。1ヶ月毎日与えると6000円以上もかかることになります。そのため、家計にあまりやさしくない価格だと判断をしたのでB評価としました。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
キャットフード「ティンバーウルフ」の食いつきや健康面に良い効果がでたのか、口コミを見てみましょう。
匂いは強いと思います。うちの猫はもともと余り好みがうるさくないのでオリジンやナウフレッシュ等を混ぜて与えていますがポリポリ食べています。余分な物が多く入っているフードに比べると当然嗜好性が低いと思いますが、食べづらそうでもないので良いと思います。
<口コミ&評判 ユーザー1>
ガンの子に 思い切って買いました。が、いつものとは 違って なかなか食べてくれませんでした。ぼちぼち食べてくれていますが、今までのフードより、匂いが良く いいものばかり入っているから慣れないんだと思います。
<口コミ&評判 ユーザー2>
開封するとハーブの香りを結構感じました。 粒は最近小さめのものが多かったのでちょっと大きく感じましたが硬くはなさそうです。 うちのにゃんこは残念ながらあまりお気に召さない様であまり口にしませんでした
<口コミ&評判 ユーザー3>
先日、ティンバーウルフのサンプルを別で貰って食べさせたところ、食いつきが良かったので購入。一頭飼いなので本当はこのサイズより小さいのが欲しかったけど出てなかったのでこちらを。
<口コミ&評判 ユーザー4>
よく食べるが、食べるとすぐに水を飲む。最初は特に問題がなかったが、便が緩くなり、一日に二回もする。さらに、五分おきぐらいにオシッコをするようになった。また、痒いのかあちらこちらにひっかき傷ができた。残念ながら、我が家の猫には合わなかった。
<口コミ&評判 ユーザー5>
残念なことにハーブの匂いが強いせいか、食いつきはイマイチなようです。匂いに敏感な猫は食べないかもしれませんので注意してください。
健康面では、アレルギーらしき症状がでている猫がいました。穀類のアレルギーには配慮されていますがチキンなどもアレルギー発症の可能性があります。そのため、原材料にアレルギー源はないか、ちゃんと確認してから購入しましょう。
ティンバーウルフはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ティンバーウルフは穀物アレルギーで悩む猫か、カロリーが高くなっているので痩せ気味の猫におすすめをします。
ただ、ハーブの匂いが強くなっているので、好き嫌いが激しい猫は食べない可能性があります。そのため、好き嫌いが多い猫に与えるのはおすすめできません。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ティンバーウルフ」の価格は3024円となっています。
1日辺り100gとして計算すると「232円」となりました。原材料の品質や栄養などはよかったのですが、毎日与えるには価格が高すぎます。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ティンバーウルフ」の最安値を大手通販サイトで比較して決めたいと思います。
- amazon ⇒ 3024円
- 楽天 ⇒ 3024円
価格に差はありませんでした。普段よく利用するサイトで購入するのがいいと思います。
まとめ
以上、キャットフード「ティンバーウルフ」の原材料や成分を調査してみると、猫が野生だったときの食事に近づけているだけあって、お肉などの動物性原料がたっぷりと入った内容になっていました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「B」だと評価しました。
危険な添加物や穀類は一切入っていないので安心して与えられるキャットフードだといえます。しかし、価格が高くなっているので、毎日与えるのはおすすめしません。味の気分転換など、たまに与えるのがいいと思います。