こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
カナダの新鮮な原材料を使用した、猫の生物学的に適正なキャットフード「アカナ」
生物学的に適し、自然本来の食事を摂れるように作られているとのことですが、どのような原材料が使われているのでしょうか。実際に原材料や成分を分析し、猫に適したフードか判断したいと思います。
チャンピオンペットフーズ社が販売している「アカナ」って？
| 商品名 | アカナ(ワイルドプレイリーキャット) |
|---|---|
| 種類 | 総合栄養食/ドライフード |
| 参考価格（税抜） | 1,180円（単品購入時/amazon参考価格） |
| 対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
| 内容量 | 340g |
| 生産国 | カナダ |
| 備考 | 牛肉、小麦不使用 |
主な特徴は以下の「３つ」です。
- 豊富な肉を使用
- 地元産の新鮮な野菜とフルーツを使用
- 穀類不使用＆低炭水化物
豊富な肉を使用
元々肉食動物である猫に考慮して、自然の食事を再現するためにストレスなく育った鶏肉や七面鳥、天然パーチ(川魚の一種)など豊富な肉類が使用されています。
どの肉類も全て新鮮な原材料となっているので、食いつきにかなり期待ができます。
地元産の新鮮な野菜とフルーツを使用
猫にとって相性が悪い穀類は使用せず、代わりに健康に良いビタミンや保護栄養素を含む野菜やフルーツを使用しています。
穀類にも猫の健康に効果的な栄養素が含まれているのですが消化に時間がかかり、下痢や嘔吐などの消化不良を起こしてしまいます。その結果せっかくの栄養素を失ってしまうこともよくあります。
そんな穀類の代わりに消化吸収がしっかりとできる野菜やフルーツが配合されているので、お腹の弱い猫でも安心して食べることができます。
穀類不使用＆低炭水化物
猫は完全肉食のため、自然環境での食事にはほとんど穀類は含まれていませんでした。そのため穀類によるアレルギーの心配はありません。
また、穀類などに含まれている炭水化物の量を抑えているので糖尿病や肥満の心配もありません。日本で暮らす猫は肥満になりやすいので対策されているのは嬉しいポイントです。
アカナの対応年齢は全年齢対応となっています。新鮮な肉類が豊富に使用され、穀類など猫にとって不要なものは使用されていないので、生涯にわたって与え続けることができそうです。
原材料と成分を徹底分析！
猫に適した、自然の食事となっているのか実際に「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック！
新鮮骨なし鶏肉(18%)、乾燥鶏肉(17%)、乾燥七面鳥肉(9%)、新鮮骨なし七面鳥肉(6%)、鶏肉脂肪(5%)、ヒヨコ豆、赤レンズ豆、鶏レバー(5%)、新鮮骨なしイエローパーチ(4%)、グリンピース、緑レンズ豆、新鮮全卵(3%)、イエローピース、ニシン油(3%)、アルファルファ、乾燥昆布、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ホウレン草、ニンジン、リンゴ、梨、クランベリー、チコリー根、タンポポ根、カモミール、ペパーミントリーフ、ジンジャールート、キャラウェイシード、ターメリック、ローズヒップ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、フリーズドライ鶏肉、フリーズドライ七面鳥肉
添加栄養素
ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ナイアシン、リボフラビン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン, 発酵乾燥腸球菌フェシウム
次に保証成分をチェック！
たんぱく質 35.0%以上、脂肪 20.0%以上、水分 10.0%以下、繊維 3.0%以下、カルシウム 1.2%以上、リン 1.0%以上、タウリン 0.2%以上、マグネシウム 0.1%以下、オメガ６ 3.0%以上、オメガ３ 0.5%以上 ※代謝エネルギーは4060kcal/kg
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
分析した原材料と成分は管理人が推奨している安全なキャットフードとしての条件をどれだけクリアできているのか見てみましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか？
猫にとって有害な人の着色料や香料などは一切不使用となっています。使用している酸化防止剤は天然由来の「ビタミンE」なので安全だといえます。
添加栄養素の中身も確認してみましたが、危険なものは添加されていませんでした。そのため添加物によって引き起こされる病気の心配はなく、安心して愛猫に与えることができます。
2.主原料は肉類or魚類？品質はいかが？
「新鮮骨なし鶏肉」が主原料に使われていました。猫が自然環境で取っていた食事を再現だけあって新鮮な鶏肉が使われているのは評価できます。
使用している肉類の合計が60％以上とたくさん含まれているので、食いつきにかなり期待ができます。食欲が低下している猫に最適です。
主原料の栄養価は高い？肥満猫のダイエットにもおすすめ？
主原料の新鮮骨なし鶏肉を含めた肉類の栄養価は高いのか保証成分のタンパク質を見てみると「タンパク質35％」と高タンパクになっていました。そのため栄養価は非常に高いと言えます。
しかし、高たんぱく質は成長期の猫には良いと言えますが、老猫には腎臓や肝臓に負担がかかるので注意が必要です。
ダイエットができそうか保証成分のカロリーを確認してみたところ「406カロリー」と他のキャットフードに比べて高めになっていました。また脂肪も20％以上と高めになっているのでダイエットは難しくなっています。
3.「穀物類」への対応は？
特徴でも記載しましたが穀類が一切使っていないグレインフリーとなっています。穀類の種類によっては猫に良い効果をもたらしてくれますが、ほとんどが猫と相性悪く消化不良やアレルギーになる危険性があります。
そのため穀類が使われていないのは猫の体に優しく安心です。また穀類から摂ることのできる栄養価の代わりに野菜やフルーツが使われていることも評価できます。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は？
尿路結石や毛玉ケアなど猫のなりやすい病気への対策をしている説明がありませんでした。しかし原材料を見てみると、尿路結石と膀胱炎(ぼうこうえん)に効果的なクランベリーが配合されていました。
尿路結石と膀胱炎の対策ができているだけに、公式でもしっかりと説明をしておいてほしかったところです。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか？
使用している油は「鶏肉脂肪」と「ニシン油」でした。どちらも動物性油脂や魚油といったあいまいな表記ではなく、使用している動物の種類がしっかりと記載されているので良質だといえます。
鶏肉脂肪は普段のエネルギーの供給や、食いつきをよくする効果などがあります。ニシン油は関節炎や心臓の病気など健康維持に効果が期待できます。そのためどちらも良質な油だといえます。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は？
人間用の食材として認定を受けた、新鮮な原材料が使われています。市場に出回っているキャットフードのなかには「チキンミール」や「ミートミール」といった低品質な原材料を使いながら良質な原材料を使っていると広告を打っている企業が多くあります。
そのため、絶対に品質に信用ができるヒューマングレードの原材料が大切になってきます。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか？
自社キッチンで製造、調理工程、品質管理など全て自身で管理されています。そのため混入などの心配はなさそうなので安心です。
なぜ、安心かというと過去にメラミンなどの危険なものがフードに混入した大量リコール(不良品の回収)が行われたことがありました。そのときに同じ工場で様々なメーカーが製造していることも判明しました。
これによって、キャットフードの安全性を確保するには製造している工場も重要視されるようになりました。そのため、しっかりと工場が安全か確認する必要があります。
【結論】アカナを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「アカナ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
| 【条件】 | 【Ａ～Ｅの５段階評価】 |
|---|---|
| 添加物(無添加) | A |
| 主原料の品質(栄養価) | A |
| 穀物対策(病気予防) | A |
| 油(脂肪分) | A |
| ヒューマングレード | A |
| 製造前チェック(安全性) | A |
その総合評価はずばり・・・
総合評価：A
（Ａ～Ｅの５段階評価）
キャットフード「アカナ」を総合評価してみた結果「A」だということがわかりました。原材料をまとめてみて、新鮮な原材料をふんだんに使用し栄養豊富になっていました。
チキンアレルギーさえなければ、ほとんどの猫が楽しめるフードだと思います。ただカロリーが非常に高めになっているので与えすぎないように食事量の管理と運動が必要になります。管理を怠ると肥満になるかもしれませんので気をつけてください。
肉類の量が合計60％以上とたくさん使われているので、食いつきにかなり期待ができます。そのため、食欲低下している猫におすすめです。
みんなの口コミや評判を検証！悪評はあるの？
実際にキャットフード「アカナ」を与えてみた方の口コミをまとめましたので、是非参考にみていってください。
うちの子はこれとピュリナワンを混ぜて食べさせています。毛艶もよく、元気にぐうたら過ごしているのでこれからも続けようと思います。抜け毛の季節はしっかりブラッシングしないとよく吐きます。
＜口コミ＆評判 ユーザー１＞
ガッついて食べてるので美味しいみたいです。もう少しお安いといいのですが。
＜口コミ＆評判 ユーザー２＞
ウエットや茹で肉などをあげていたためか、カリカリをあまり食べなくなって困っていましたが、友達から勧められたこのカリカリに変えたら、すごい食いつきで残さず食べるようになりました。現在５ヶ月のブリショですが、一日７０g〜７５gをぺろっと平らげてしまいます。今までの悩みはなんだったのか？今度は食べ過ぎに注意しないと！
＜口コミ＆評判 ユーザー３＞
メインフードに混ぜて与えました。オリジンとの比較になりますが、うちの子は便がゆるくなりました。毛艶もいまいち。食いつきは悪くなかったのですがアカナのリピはどうかな…。結果我が家のベストフードはオリジンです。
＜口コミ＆評判 ユーザー４＞
食いつきはすごくいいですが、少々お高いものなのでサイエンスダイエットに混ぜて与えています。ただこちらを多めにすると便が柔らかくなってしまい、排便後が大変な事になってしまうので少なめにしています。
＜口コミ＆評判 ユーザー５＞
肉類が豊富に使われているだけあって、このフードの食いつきは良く猫によっては食べ過ぎに注意しなくてはいけないほどです。
体調面への効果として「毛艶が良くなった」の声がありました。そのため毛艶が悪くなってきている猫は一度試してみてもいいかもしれませんね。
ほとんどが高評価でしたが、残念ながら低評価の理由として「便が柔らかくなった」の声が多くありました。原因は不明ですが共通しているのは「混ぜて与えていること」なので混ぜて与えるのは注意したほうがよさそうです。
アカナはこんな猫ちゃんにおすすめ！！
アカナは「穀物アレルギーに悩んでいる成長期の猫」か「ドライフードに飽き、食欲低下してきた猫」のどちらかにおすすめします。
実際に口コミで、食いつきが良いと好評だったのでドライフードに飽きてきた猫は特に一度試してみる価値はあると思います。
1日の価格(コスパ)を計算！楽天やamazon(アマゾン)が最安値？
キャットフード「アカナ」の価格は340g「1188円」となっています。
一日あたり60gとして計算すると「237円」でした。新鮮な原材料を使用し、肉類が豊富に含まれているので仕方ありませんが、毎日与えるにはこの価格は家計に優しくはありませんね・・・。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ？最安値はココでした！
キャットフード「アカナ」の価格を大手通販サイトで比較して最安値はどっちか決めたいと思います。(価格はどちらも340gの価格となっています)
- amazon ⇒ 818円
- 楽天 ⇒ 708円
最安値は楽天の「708円」でした。送料は含んでいませんので別途必要になります。
まとめ
以上、キャットフード「アカナ」の原材料や成分を分析してみると、新鮮な肉類を豊富に使い、栄養満点だと分かりました。
その結果、Ａ～Ｅの５段階評価中の「A」だと評価しました。
このフードの成分を見てみると栄養豊富になっていたので成長期の猫におすすめです。また、口コミで食いつきがいいと高評価だったことも分かりましたので、食欲低下している猫にもおすすめです。
ただ、残念なことに価格が安くありませんので、毎日与えるキャットフードよりもローテーションの一つとして考えたほうがいいと思います。
