こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
ペットフード業界では有名な数々の賞を受賞してきた歴史あるキャットフード「オリジン」。
このフードは”生物学的に適正なキャットフード”をコンセプトに作られているのですが、どのような原材料が使われているのでしょうか。また成分も分析し、栄養価はあるのか判断をしていきます。
チャンピオンペットフーズが販売する「オリジン」って?
商品名 | オリジン(キャット&キティ) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 1,458円(単品購入時/公式参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応用 |
内容量 | 340g |
生産国 | カナダ |
備考 | 中粒タイプとなっています |
オリジンの主な特徴は以下の「3つ」です。
- 新鮮な原材料を使用
- バランスの取れたビタミン、ミネラル、アミノ酸
- 穀類不使用
新鮮な原材料を使用
地元の新鮮な原材料を使用することによって、猫が本来摂取すべき自然な成分となっています。猫が昔から摂取してきた自然成分となっているので体に無理なく栄養を消化吸収できそうです。
バランスの取れたビタミン、ミネラル、アミノ酸
天然のビタミンやミネラル、アミノ酸を配合しています。健康に成長していくのに欠かせないこれら3つの栄養素がバランスよく配合されているのは助かります。
穀類不使用
猫が自然で取っていた食事に近づけるためにチキンなどの動物性原料80%、野菜や果物は20%、穀類は0%の配合率となっています。
アレルギーや消化不良を起こす心配のある穀類は一切使用されていないので安心です。また、動物性原料の配合量が80%と豊富になっているので食いつきにかなり期待ができます。
オリジンの対応年齢は全年齢対応となっています。特徴を見るかぎりでは、自然な食事に近づけ、体に負担なく生涯にわたって与えていけそうです。
原材料と成分を徹底分析!
生物学的に適正とありましたが、実際にどこが適正なのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
新鮮骨なし鶏肉(20%)、乾燥鶏肉(15%)、新鮮鶏レバー(4%)、新鮮丸ごとニシン(4%)、新鮮骨なし七面鳥肉(4%)、乾燥七面鳥肉(4%)、新鮮七面鳥レバー(3%)、新鮮全卵(3%)、新鮮骨なしウォールアイ(3%)、新鮮丸ごとサーモン(3%)、新鮮鶏ハツ(3%)、鶏軟骨(3%)、乾燥ニシン(3%)、乾燥サーモン(3%)、鶏レバー油(3%)、鶏肉脂肪(2%)、赤レンズ豆、グリンピース、緑レンズ豆、日干しアルファルファ、乾燥昆布、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ホウレン草、ニンジン、リンゴ、梨、クランベリー、チコリー根、タンポポ根、カモミール、ペパーミントリーフ、ジンジャールート、キャラウェイシード、ターメリック、ローズヒップ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、フリーズドライ鶏肉、フリーズドライ七面鳥肉、発酵乾燥腸球菌フェシウム+ビタミン&ミネラル
※新鮮搬送、防腐剤不使用サプリメント
添加物(1kg中):栄養添加物:ビタミンA:、ビタミンD3、E1(鉄)、E2(ヨウ素)、E4(銅)、E5 (マンガン)、E6 (亜鉛)、E8 (セレン)
次に保証成分をチェック!
粗たんぱく質42%,粗脂肪20%,粗繊維3%
灰分8,カルシウム1.4%,リン1.1%
マグネシウム0.09%,タウリン0.25 %
オメガ6/3脂肪酸2.5%/1.8%,DHA/EPA1%/0.7%
タウリン0.25%,マグネシウム0.09%,pH54060 kcal/kg(250mlカップ1杯につき500 kcal)
40%がたんぱく質、18%が炭水化物、42%が脂肪由来。
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
分析した原材料と成分は安全なキャットフードを選ぶための条件をどれだけクリアしているのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
自然で取っていた食事を再現しているだけあって合成保存料のBHT、BHAや着色料の赤色○号など危険な添加物は使用されていませんでした。
酸化防止剤として使用しているのは天然成分のビタミンEと植物エキスでした。天然成分で保存しているので愛猫に安心して与えることができます。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
使用している肉類と魚類は「鶏肉、七面鳥肉、サーモン」でした。これらはストレスなく育てられた放し飼いの鶏などのお肉を使用しているので高品質な原材料だといえます。
また「骨なし」や「レバー」など使用している部位を具体的に表記し、「〇%」と配合量も表記されているので信用性が高くなっています。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
本来肉食動物である猫に合わせた食事にしているので大切な栄養素であるタンパク質の量が40%以上と一般的なキャットフードに比べて豊富に含まれています。そのため栄養価は高いといえます。
次にダイエットできるか成分表を確認してみると炭水化物は18%と抑えられていましたが、脂肪分とカロリーが高めに設定されていました。残念ながら室内飼い、または運動不足の猫はダイエットするのは難しいと思います。
3.「穀物類」への対応は?
猫にとって消化が苦手でアレルギーの原因となりやすい穀類は一切不使用のグレインフリーとなっています。そのため小麦やトウモロコシなどにアレルギーを持っている猫でも安心して食べさせてあげることができます。また、お腹の弱い猫にも最適です。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
公式サイトでは猫がなりやすい病気(尿路結石や毛球症など)への対策について記載されていませんでした。しかし、原材料を確認してみると尿路結石や膀胱炎(ぼうこうえん)に有効とされるクランベリーが配合されていました。
穀類不使用となっているので、猫によくあるトラブルの穀類アレルギーや消化不良の対策もできているといえます。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「鶏肉脂肪」と「鶏レバー油」でした。どちらも使用している動物の種類と部位が具体的に原材料に表記されているので安心です。また肉類と同様に使用している量も表記されているので信頼できます。
油の使用量が多ければ、猫の胃腸に負担がかかり下痢を引き起こしてしまうかもしれませんので、品質も大切ですがどれぐらい使われているかも大切です。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
オリジンはヒューマングレードの原材料が使われていました。それもカナダ政府に認められたヒューマングレードのため、品質はかなり高く信用できます。
ヒューマングレードとは人間用食品として認められていることを意味します。この原材料を使われていることは、良質や高品質と売り出されているフードよりも品質に信用することができます。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
オリジンは外部委託を使わず、全て自社キッチンで製造されています。外部委託をしているペットフードの企業は多くあり、ほとんどの工場が管理できていません。そのため異物混入や菌の発生などの事件も起きています。
このようなことがないように自社キッチンで製造し、管理されているのは安心です。また製造しているキッチンは、政府が定めた基準「GMP」と「HACCP」の両方を採用しているので品質管理とチェックどちらもできています。
【結論】オリジンを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「オリジン」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | A |
主原料の品質(栄養価) | A |
穀物対策(病気予防) | A |
油(脂肪分) | A |
ヒューマングレード | A |
製造前チェック(安全性) | A |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:A
(A~Eの5段階評価)
オリジンを総合評価してみた結果「A」だとわかりました。新鮮な肉類がたっぷりと使用された安全なキャットフードだといえます。
しかし、全年齢対応になっていますが高タンパクとなっているので老猫に与えることはおすすめできません。高タンパクは腎臓に負担が大きくかかるので注意が必要です。また病気で腎臓が弱っている猫も気をつけましょう。
一番おすすめできるのは最も活発な時期でエネルギーを多く消費する成猫か、成長のために充分な栄養素が必要な成長期の猫のどちらかです。
老猫と腎臓が弱っている猫は注意が必要ですが、安全性は高いので一度試してみてもいいかもしれません。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「オリジン」を購入してみてよかったのか、飼い主さんの口コミを見ていきましょう。
残念ながら我が家の猫には合わなかったようで、このフードを食べだしてから下痢一歩手前位の軟便になってしまいました。食いつき事態は悪くなかったので残念です。
<口コミ&評判 ユーザー1>
有名ブランドのフードを与えていましたが、軟便・血便が続いたので毎日薬を飲んでいました。また毛艶も悪く、乾燥に気をつけているにもかかわらず腰のあたりから大量のフケが出てきて正直お手上げ状態だったのですが…オリジンに変えてから、これらの症状が全部改善されました。おまけにウンチの臭いも前ほど臭くなくなりました。食いつきも◎
<口コミ&評判 ユーザー2>
4ヶ月の2人のうち1人が吐きます。喜んで食べるのに吐く。それで憔悴した様子もないのでそんなに心配していませんが、吐瀉物を見るとふやけたフードが出てきますが、あまり噛んでいない様子。まあ、ネコってそんなに噛まないですよね。。。大きくなったらまたトライするかもですが、しばらくはもういいです。
<口コミ&評判 ユーザー3>
我が家に来る前はロイヤルカナンを食べていた猫に食べ比べさせたところ、こちらの方が好みのようなのでオリジンに一本化。しばらくすると以前は排便するとすぐ臭いで分かるものでしたが猫砂をあさってみないと気づかないほど大便の臭いが少なくなりました。素人の考察ですが人工的な食品添加物がほとんど入っていないために腸内環境が改善されたのではないでしょうか。素晴らしいフードだと思います。
<口コミ&評判 ユーザー4>
ソマリ♀7歳。最近毛づやがなくなり、元気がありませんでした。調べると毛づやはフードで変わるとの事。あげたら、物凄い食い付きが良くて、予想通り!うちの子はお肉が大好きなんです。お腹もくださず、吐き戻しもありませんでしたが、普段お肉を食べない猫ちゃんは、少しずつあげるなどして様子を見てあげてください。消化不良を起こすとお腹下しちゃいます。また、パッケージは小袋では無いので、ジップロック必須です。香りの豊かなものをあげたいですよね♪
<口コミ&評判 ユーザー5>
食いつきに関しては食べない猫もいましたが、全体的に食べたという猫のほうが多く見られました。食欲不振の改善のために与えてみるのもよさそうです。
健康面では軟便や毛艶、便臭などが改善されたと高評価でした。ただ、残念なことに体質か急なフードの変更からか下痢や嘔吐した猫もいました。普段肉類ではなく、魚類を中心に食べている猫は注意しましょう。
オリジンはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
オリジンは栄養価が豊富だったので成長期の猫か、エネルギー消費が激しい成猫におすすめをします。また、口コミでは食いつきがいいと分かりましたので、食欲低下や食欲不振の猫にもおすすめです。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「オリジン」の価格は340g「1458円」でした。
1日の食事量を60gとして計算すると「291円」となりました。原材料の品質や安全性を考えたとしても、この価格は高すぎますね・・・。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「オリジン」の価格を大手通販サイトで比較して、どちらが最安値か判断したいと思います。ぜひ購入の参考にしていってください。(どちらも2.27kgの価格となっています)
- amazon ⇒ 4980円(送料無料)
- 楽天 ⇒ 4547円(送料無料)
最安値は楽天の「4547円」でした。価格が高めになっているので、少しでも安い楽天で購入することをおすすめします。
まとめ
以上、キャットフード「オリジン」の原材料や口コミを分析してみると、肉類がたっぷりと使われ、高タンパク、高カロリーの栄養豊富な内容になっていました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「A」だと評価しました。
栄養豊富になっているので成長期また成猫期に最適のフードだといえます。ただ、価格が高めになっているので毎日与えるよりも、ローテーションの一つとして購入してみてはいかがでしょうか。